どう考えたって、僕がいい加減だからこうなったんだけど、それでもこのいい加減を許してくれていたのはとても心地よくて、だってそうでしょう。僕の小さな世界の中では誰だって、許してもらったり、認めてもらったり、頭を撫でてもらったり、鎖骨の下で寝たり寝られたりすることが嫌ではないはずで、その心地よさはなかなか忘れられるものではないもの。
でも僕が彼女からいろんなものを奪っていたのも分かってるし、僕自身に今の自分を改善する能力が無い以上、もう戻ってくることもないだろうし、そういう自分がとても気持ち悪くて大嫌いだけど、それでもここまで自由にさせてくれる人をもう一人見つけられるとは今は思えないし、今は他に鎖骨の下に寝かせる人を作る気も無い。
この感情が感傷ではないことを、切に願う。
でももうなんかみんなめんどくさい。